消防士には運動神経が良くて、
体力がある人しかなれないのかな?
走るのは得意だけど、筋トレは苦手なんだよね。
消防士を目指したいけど体力に自信がなくて悩んでいる方や、体力試験にはどのような項目があるのか分からない方も少なくないと思います。
本記事では走るのが大の苦手で試験の3ヶ月前に測った1500mのタイムが、12分台だった私が3ヶ月の猛トレーニングで、5分20秒にすることができたトレーニング方法を紹介します!
その他にも懸垂が0回から半年で20回、腕立て伏せが25回から50回までできるようになった方法もお伝えします!
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消防士採用試験の体力試験は何をするの?
消防士採用試験の体力試験では、「災害対応するための基礎体力がどのくらいあるのか」を見ていきます。
災害対応するための基礎体力ってどんなもんだろうと、不安になられた方もいると思いますが心配はいりません。
基礎体力は、皆さんが小・中・高でやってきたと思う厚生労働省の「新体力テスト」の評価項目の平均点の事です!
なので、超人的な運動神経なんてもちろんいりません(笑)
少しは、安心できたのではないでしょうか?(^_^)
でも、消防士採用試験の体力試験では全ての項目で平均点以上を取らなくては足切りの対象になってしまいます。
腕立て伏せが高得点を叩き出しても1500mで平均点を下回ったら、どんなに筆記試験や面接試験が良くても落とされるので注意が必要です。
体力試験の内容
- 1500m走:6分以内
- 反復横跳び:20秒間で30回以上
- 立ち幅跳び:2m15㎝以上
- 腕立て伏せ:25回以上
- 上体起こし:20回以上
- 懸垂:5回以上
以上が、消防士採用試験でよく行われる内容です。
横に書いているのが、足切りラインに設定されるくらいの記録です!
この、記録を全部超えれるくらいにトレーニングをしていけば言い訳なんです。
※各消防本部によって内容は変わってくるので、自分が受ける消防本部の内容を確認するようにしましょう!
体力試験の為のトレーニング方法
さっそくトレーニング方法について解説をしていきます!
運動に慣れていない方は難しいと感じるかもしれないので、ウォーキングなどの軽い運動から慣らしていくようにしましょう!
怪我を絶対にしないようにストレッチも忘れないでください(^_^)
持久系トレーニング(スタミナ)
持久系は1500m走や1000m走などを採用している消防本部が多いですね!
私がやっていたメニューはこちらです。
- ビルドアップ走6000m
- インターバル走200の10本
- 本番同様の時間帯を想定した1500m測定
これを、1週間の中で休息日も作りながら回していました!
ビルドアップ走6000m
ビルドアップ走はスタミナ向上にとても効果的で、ゆっくりとしたペースから1㎞毎にキロ5秒程度上げていくメニューです!
ビルドアップ走を行っておけば、レース終盤に粘りやペースアップができるようになるので絶対にやるべきトーニングです。
まずは、自分が1500mをどのくらいで走れるのかを確認した後にペース設定をしていくことをおすすめします!
インターバル走200の10本
持久系のトレーニングの定番のメニューであるインターバル走です。
インターバル走は決められたタイム設定の中で走り、休憩時間も決められているので乳酸が溜まりかなりキツイメニューですが、スピード・スタミナ・耐乳酸能力の全てを鍛えることができます!
ずっと走っていると足が重くなって動かなくなってきますよね!
あれが、乳酸が溜まっている証拠なんです!
ビルドアップ走同様に、自分の現状にあったタイム設定をしてきましょう!
本番同様の時間帯を想定した1500m測定
私が受けた消防本部の体力試験は、昼間の暑い時間帯でした。
朝早い時間帯の涼しい環境でトレーニングをしているだけだと、本番の環境との違いに自分の力を発揮できない事もありえるので本番を想定したトレーニングをおすすめします!
1日で筆記試験と体力試験を行う場合だと、午前中が筆記試験で午後が体力試験のところがほとんどなのでチェックしておきましょう(^_^)
筋力系トレーニング
筋力系は腕立て伏せや懸垂を採用している消防本部が多いですね!
(上体起こしは、筋持久系の種目ですが、筋力系で扱いたいと思います)
私がやっていたメニューはこちらです。
- 腕立て伏せ30回×3セット
- 懸垂10回×20セット
- 腹筋は30秒間、限界までやる
とにかく、筋肉の限界を突破させましょう!
腕立て伏せ30回×3セット
どの消防本部の試験でも、腕は全部伸ばして2秒に1回のペースでやるように言われると思います。
トレーニングでも本番同様にやっていきましょう!
私はスマホで、メトロノームを流して2秒に1回のペースで腕立て伏せしていました。
限界に到達して、腕を伸ばせなくなったら膝をついていいのでやりきりましょう!
懸垂10回×20セット
懸垂も腕立て伏せ同様に、腕を全部伸ばし切り2秒に1回のペースで行わなければなりません。
1回もできない人も少なくないと思うので、最初は鉄棒にぶら下がる所から練習していきましょう。
次に足が着くくらいの小さな鉄棒で、足が着いたまま胸を棒につける練習をします。
5回くらい懸垂ができるようになったら、とにかく追い込んでいきましょう!
腹筋は30秒間、限界までやる
腹筋は、毎日トレーニングしても良い筋肉なので、できるだけ毎日続けていきましょう!
本番も30秒間だと思うので、毎日1回30秒間全力で記録更新のためにやっていきましょう!
腹筋は、これだけで30回から45回に記録更新しました!
瞬発系トレーニング
立ち幅跳びや反復横跳びを採用している消防本部が多いですね!
私がやっていたメニューはこちらです。
- 立ち幅跳びは体の連動性を意識する
- 反復横跳びは体幹を意識する
瞬発系ではトレーニングというより意識することで変わる部分が多くあるので紹介します!
立ち幅跳びは体の連動性を意識する
立ち幅跳びでもっとも大事なのは、体の連動性です。
腕を大きく振る→腕の振りきりとジャンプのタイミングを合わせる→45度の角度で前に跳ぶ→跳んだ瞬間に膝を胸に引き付ける→足を前に伸ばして着地する
特に腕の振りとジャンプのタイミングが、合っていない人が多いので意識してやってみてください!
反復横跳びは体幹を意識する
まとめ
皆さん参考になりましたでしょうか?
消防士になった場合消防学校に半年間入校しますが、体力に自信がない人や女性も同じ訓練をこなしバリバリ現場で活躍するためにシゴかれます(笑)
私も、グラウンドで吐いたことがあります(笑)
ですが半年後の卒業の時には、皆体力も付いているので心配はいりません。
近年の消防士採用試験の傾向として、大きな都市の消防本部は体力試験を重視していないところが増えているので、体力に本当に自信がない方は大きな都市を受けるのも良いかもしれませんね。
しかし田舎の消防本部では体力試験が重要視されることが多いので、その辺りも頭に入れたうえでトレーニングをやっていきましょう!
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